車輌の由来

現在もルーマニア軍で運用されているTR-85M1（別名"Bizonul"）は、1994年に開始された近代化プログラムによって開発された。このプログラムは既存のTR-85をNATO基準に引き上げることを目的としていた。改良点としては、大型砲塔の採用、前面砲塔装甲の増強による防御力強化、ハイドロニューマチック・サスペンションと射撃統制システム（FCS）の更新などが挙げられる。ただし、TR-85M1の砲は前身車輌の100mmライフル砲をそのまま引き継いでいる。