車輌の由来

VI 号戦車 (PzKpfw VI) はティーガー (Tiger) という名称で広く知られている。ヘンシェル社とポルシェ社の間で新型重戦車の開発コンペティションが行われた結果、恐るべき 8.8cm KwK 36 砲と充分な前面装甲を備えたこのヘンシェル社の案が選定された。巨大なマイバッハエンジンを搭載した本車は複雑な戦車であり、その生産数は 1,354 両に留まった。この ティーガー 131 は 1943 年にチュニジアに投入され、チャーチル (Churchill) 戦車を 2 両撃破する戦果をあげたものの、その後、被弾箇所が悪かったために砲塔リングが故障して車長も戦闘不能に陥り、イギリス軍に鹵獲された。