時代1から時代3まで展開する新ルートを制覇し、冷戦モードで6種類の新しい万能車輌を指揮しよう!
T-54はソ連の主力車輌として大きな成功を収めましたが、その後数十年にわたり、当時の最高技術を駆使して後継車輌の開発が行われました。その中でも、T-72とその派生型がより広く生産された後継車輌として有名ですが、実はそれとは別に、驚くべき技術的進歩を遂げた「もう一つの系譜」が存在したのです。
今回ご紹介する新しい技術ツリールートは、そのシリーズの開発史をテーマにしています。また、新ルートに含まれる6種類の新車輌は以下の通りです。
スターター車輌「T-44 A」から派生するこのルートには、5種類の中戦車と、ルートの最後に位置するデタント(時代3)の重戦車で構成されています。各車輌は、ソ連・東側陣営の車輌が誇る強力な主砲はもちろんのこと、優れた機動性と隠蔽性を備えています。
さらに、ルート最後の2種類の車輌(T-64B obr. 1981とT-64BV obr. 1987)は、第3の弾薬として砲身発射ミサイルを装備。これにより、さらなる攻撃力を発揮します。
それでは、8月19日からゲームに登場するこれらの新車輌の詳細を見ていきましょう!
戦後(時代1)
Object 430
- 陣営: 東側陣営
- 時代: 戦後(時代1)
- 車輌タイプ: 中戦車
- 研究コスト: 200 EXP
- 購入価格: 250,000 シルバー
- 派生元: T-44 A
- 派生先: Object 430 U
Object 430プロジェクトは、T-54の後継車輌を開発するために1953年から1957年にかけて活発に進められました。プロジェクトの一環として、100mm D-54TS砲を搭載した基本型のObject 430を含む、いくつかの試作車輌が製造されました。しかし、1958年から1959年にかけて実施された試験の結果、装甲と火力を一層強化した設計を目指す方針が固まりました。そしてObject 432の開発を優先するため、このプロジェクトは1961年に中止されました。
車輌性能: Object 430(完全アップグレード済み)
- マッチメイキング: 戦後(時代1)
- HP: 1,950
- エンジン出力: 580 hpr
- 出力重量比: 16.43 hp/t
- 最大速度: 55 km/h
- 後退速度: 20 km/h
- 車体旋回速度: 46度/秒
- 砲塔旋回速度: 26度/秒
- 砲俯角: 5度
- 砲仰角: 16.2度
- 貫通力: 264/330/50
- ダメージ: 320/320/470
- 照準時間: 2.1秒
- 精度: 0.4
- 発射速度: 7.41発/分
- 装填時間: 8.1秒
- 分間ダメージ: 2,371
- 総弾数: 50発
- 砲弾1タイプ/速度: APCR/1,535
- 砲弾2タイプ/速度: HEAT/900
- 砲弾3タイプ/速度: HE/900
- 視認範囲: 445 m
- 通信範囲: 650 m
Object 430 U
- 陣営: 東側陣営
- 時代: 戦後(時代1)
- 車輌タイプ: 中戦車
- 研究コスト: 45,000 EXP
- 購入価格: 760,000 シルバー
- 派生元: Object 430
- 派生先: T-64
1950年代後半、Object 430プロジェクトの試作車輌として開発されたObject 430 Uは、ベースモデルよりも高性能な車輌でした。その理由は122mm滑腔砲と160mmの車体前面装甲にあり、これらは中戦車の車体であっても、従来は重戦車に求められていたレベルの防御力と火力を両立できることを証明しました。この成功が、後のObject 432の開発へと繋がる重要な一歩となりました。
車輌性能: Object 430 U(完全アップグレード済み)
- マッチメイキング: 戦後(時代1)
- HP: 2,050
- エンジン出力: 600 hpr
- 出力重量比: 14.57 hp/t
- 最大速度: 55 km/h
- 後退速度: 18 km/h
- 車体旋回速度: 42度/秒
- 砲塔旋回速度: 24度/秒
- 砲俯角: 5度
- 砲仰角: 18度
- 貫通力: 225/348/61
- ダメージ: 440/440/550
- 照準時間: 2.1秒
- 精度: 0.33
- 発射速度: 6.12発/分
- 装填時間: 9.8秒
- 分間ダメージ: 2,693
- 総弾数: 50発
- 砲弾1タイプ/速度: APDS/795
- 砲弾2タイプ/速度: APDS/795
- 砲弾3タイプ/速度: HE/795
- 視認範囲: 455 m
- 通信範囲: 650 m
エスカレーション(時代2)
T-64
- 陣営: 東側陣営
- 時代: エスカレーション(時代2)
- 車輌タイプ: 中戦車
- 研究コスト: 90,000 EXP
- 購入価格: 1,760,000 シルバー
- 派生元: Object 430 U
- 派生先: T-64A obr. 1974
T-64は、その前身であるT-54、T-55、T-62と外見は似ていましたが、当時のソ連の戦車技術において飛躍的な進歩を遂げた車輌でした。具体的には、115mm砲、6つの小型二重転輪を含む新しいサスペンション、セラミックインサートを組み込んだ改良型装甲を特徴としていました。しかし、これらの改良にもかかわらず、T-64は製造コストが高く、信頼性に関する報告も芳しくありませんでした。そのため、より安価で(そして最終的にははるかに広く生産された)T-72が優先され、この車輌の需要はなくなっていきました。
車輌性能: T-64(完全アップグレード済み)
- マッチメイキング: エスカレーション(時代2)
- HP: 2,500
- エンジン出力: 700 hpr
- 出力重量比: 19.18 hp/t
- 最大速度: 65.2 km/h
- 後退速度: 24.1 km/h
- 車体旋回速度: 52度/秒
- 砲塔旋回速度: 38度/秒
- 砲俯角: 6度
- 砲仰角: 14度
- 貫通力: 427/470/125
- ダメージ: 520/500/630
- 照準時間: 2.3秒
- 精度: 0.35
- 発射速度: 6.32発/分
- 装填時間: 9.5秒
- 分間ダメージ: 3,286
- 総弾数: 45発
- 砲弾1タイプ/速度: APFSDS/1,600
- 砲弾2タイプ/速度: HEAT/905
- 砲弾3タイプ/速度: HE/850
- 視認範囲: 500 m
- 通信範囲: 650 m
T-64A obr. 1974
- 陣営: 東側陣営
- 時代: エスカレーション(時代2)
- 車輌タイプ: 中戦車
- 研究コスト: 150,000 EXP
- 購入価格: 2,800,000 シルバー
- 派生元: T-64
- 派生先: T-64B obr. 1981
T-64Aは、125mm滑腔砲を搭載することでオリジナルのT-64の基本設計から大幅に強化された車輌です。この変更に伴い、機械式自動装填装置が組み込まれ、乗員は3名に削減されています。また、この車輌は基本的な核・生物・化学(NBC)防護能力も備えています。
車輌性能: T-64A obr. 1974(完全アップグレード済み)
- マッチメイキング: エスカレーション(時代2)
- HP: 2,650
- エンジン出力: 850 hpr
- 出力重量比: 22.37 hp/t
- 最大速度: 70.4 km/h
- 後退速度: 25.2 km/h
- 車体旋回速度: 50度/秒
- 砲塔旋回速度: 38度/秒
- 砲俯角: 6度
- 砲仰角: 14度
- 貫通力: 408/550/135
- ダメージ: 550/550/690
- 照準時間: 2.1秒
- 精度: 0.33
- 発射速度: 5.83発/分
- 装填時間: 10.3秒
- 分間ダメージ: 3,207
- 総弾数: 40発
- 砲弾1タイプ/速度: APFSDS/1,800
- 砲弾2タイプ/速度: HEAT/905
- 砲弾3タイプ/速度: HE/820
- 視認範囲: 500 m
- 通信範囲: 650 m
T-64B obr. 1981
- 陣営: 東側陣営
- 時代: エスカレーション(時代2)
- 車輌タイプ: 中戦車
- 研究コスト: 170,000 EXP
- 購入価格: 3,900,000シルバー
- 派生元: T-64A obr. 1974
- 派生先: T-64BV obr. 1987
T-72は最終的にT-64よりもはるかに広く生産されましたが、1970年代から1980年代にかけて、T-64の設計上および生産上の問題を克服する試みが続けられました。T-64Bという派生型は、T-64Aに比べて数多くの改良が加えられています。その改良点には、再構成された車体、合理化された砲塔装甲、そしてAT-8/ソングスター対戦車誘導ミサイル(ATGM)の発射が可能な新型の125mm砲などが含まれていました。
車輌性能: T-64B obr. 1981(完全アップグレード済み)
- マッチメイキング: エスカレーション(時代2)
- HP: 2,750
- エンジン出力: 850 hpr
- 出力重量比: 21.68 hp/t
- 最大速度: 69.4 km/h
- 後退速度: 24.6 km/h
- 車体旋回速度: 48度/秒
- 砲塔旋回速度: 40度/秒
- 砲俯角: 6度
- 砲仰角: 14度
- 貫通力: 408/550/700
- ダメージ: 550/550/920
- 照準時間: 2.1秒
- 精度: 0.31
- 発射速度: 5.88発/分
- 装填時間: 10.2秒
- 分間ダメージ: 3,234
- 総弾数: 40発
- 砲弾1タイプ/速度: APFSDS/1,795
- 砲弾2タイプ/速度: HEAT/905
- 砲弾3タイプ/速度: ATGM/400
- 最小起爆距離: 0/0/100 m
- 最小起爆ダメージ倍率: 0/0/25%
- 最小起爆貫通力倍率: 100/100/75%
- 視認範囲: 500 m
- 通信範囲: 650 m
デタント(時代3)
T-64BV obr. 1987
- 陣営: 東側陣営
- 時代: デタント (時代3)
- 車輌タイプ: 重戦車
- 研究コスト: 190,000 EXP
- 購入価格: 4,800,000 シルバー
- 派生元: T-64B obr. 1981
- 派生先: なし(最終車輌)
T-64BV派生型は、T-64の設計にさらなる改良を加えた車輌です。その最大の特長は、「Kontakt-1」爆発反応装甲(ERA)のブロックを装着できる点にあります。この他にも、基本装甲の強化や通信装備の増設といった改良が施されました。T-64BVは1985年から生産が開始され、一部はロシアやウズベキスタンなどで現在も現役で運用されています。
車輌性能: T-64BV obr. 1987(完全アップグレード済み)
- マッチメイキング: デタント(時代3)
- HP: 3,550
- エンジン出力: 850 hpr
- 出力重量比: 20.05 hp/t
- 最大速度: 69.4 km/h
- 後退速度: 24.6 km/h
- 車体旋回速度: 50度/秒
- 砲塔旋回速度: 46度/秒
- 砲俯角: 6度
- 砲仰角: 8度
- 貫通力: 606/697/700
- ダメージ: 550/550/1,100
- 照準時間: 2秒
- 精度: 0.25
- 発射速度: 8発/分
- 装填時間: 7.5秒
- 分間ダメージ: 4,400
- 総弾数: 46発
- 砲弾1タイプ/速度: APFSDS/1,700
- 砲弾2タイプ/速度: APFSDS/1,700
- 砲弾3タイプ/速度: ATGM/375
- 視認範囲: 560 m
- 通信範囲: 750 m