戦車長、重要な伝達事項です!
WoTMAの開発チームは、2021年4月27日に冷戦モードの提供を開始してから現在に至るまで、プレイヤーの皆様により楽しんでいただける冷戦モードのゲームプレイを提供するために、『World of Tanks Modern Armor』のシステムの改良を継続的に行っています。
初心者のプレイヤーからベテランのプレイヤーまで、多くの方からお寄せいただいた冷戦モードに関するご意見・ご感想をもとに、今回新たなアップデートを実施します。
今回皆さまからお寄せいただいた意見の中でも特に多かったのが、
というご意見でした(私たちもこの意見に同意します)。
冷戦モードについては、今後も最新技術ツリーを含む新しいコンテンツを提供していく予定です。そして、それらのコンテンツを可能な限り早くプレイヤーの皆様に体験していただきたいと考えています。また、冷戦モードの技術ツリーをすべて完成させることが、本ゲーム作品の醍醐味の一つでもあります!
そこで1月30日(火)のアップデートでは、以前より早く冷戦モードを進行できるように、冷戦モードの大規模アップデートを実施します。
モジュールコストの削減シルバーが54%削減(全体) 車輌EXPが62%削減(全体) |
車輌コストの削減シルバーが52%削減(全体) 車輌EXPが20%削減(全体) |
プレミアム車輌および技術ツリー車輌の獲得率を調整シルバーの獲得率を削減(ただし第二次世界大戦よりは高い) 車輌EXPの獲得率は変更なし |
冷戦Co-Op戦の獲得率は変更なし 第二次世界大戦の獲得率とコストは変更なし |
変更後の結果:
もちろん、このような変更を実施したのには理由があります。以下では、変更理由について詳しく説明します。
冷戦モードをゲームに導入した当初、冷戦モードは第二次世界大戦の技術ツリーをすでに1つ以上クリアしている古参プレイヤーを対象としていました。あくまでゲームの追加要素であったため、古参プレイヤー向けにやりがいのある難易度の高いモードとして設定していました。
しかし現在は、ゲームのコンセプトが変わり、新規プレイヤーは冷戦モードまたは第二次世界大戦モードのどちらかを選択してゲームを始めることができます。
そして今後も、新規プレイヤーの方も古参プレイヤーの方も、すべてのプレイヤーがどちらのゲームモードを選択しても楽しめるようなゲームにしたいと考えています。つまり、冷戦のモジュールコスト、車輌の進行、獲得率を第二次世界大戦と同じにすることで、ゲーム全体のバランスを平等にするため、今回の変更を決定しました。
すべての変更はデータに基づいて決定しました。
まず、実際のプレイヤーのデータを調査し、プレイヤーが冷戦の技術ツリールートと第二次世界大戦の技術ツリールートで各車輌をアンロックし、購入するまでにかかった平均日数と戦闘回数を比較しました。
ここでは例として、M1A2 Abramsのルート(冷戦の西側陣営の重戦車ルート)のデータと、T110E5のルート(第二次世界大戦のアメリカの重戦車ルート)のデータを比較してみます。
まず、必要な車輌EXPとシルバーは、T110E5ルートの方がはるかに少ないことがわかります。
つまり、プレイヤーがT110E5ルートを完成させるために必要なプレイ日数は、M1A2 Abramsルートよりもはるかに少なくなります。
基本的に第二次世界大戦のルートでの進行は、冷戦のルートよりもコミュニティ全体で短くなっていました。このような理由から、冷戦についても同じようなペースで進行できるようにするという結論になりました。
その後、いくつかのシミュレーションを実施し、冷戦の車輌EXPおよびシルバーの獲得率とコストを第二次世界大戦と同等の数値に近づけるために、様々な調整を試みました。うまくいきそうな数値を見つけたら社内テストを行い、新しいコスト体系で冷戦技術ツリーのルートを完成させるのにかかった時間を計測しました。
社内テストの通過後は一部のプレイヤーの方にもテストに参加していただき、変更に関するフィードバックを提供していただきました。
いいえ、コストは時代によって異なります。実は調整を行う過程で、戦後時代(時代1)とエスカレーション時代(時代2)に最大の難所(技術ツリーの進行において、EXPとシルバーのコストが最も高い場所)があることに気づきました。
特に、冷戦から車輌研究をスタートさせる新規プレイヤーや該当の技術ツリールートを完了したいプレイヤーにとって、それは大きな障壁となっていました。
この問題を解消するために、戦後時代とエスカレーション時代では車輌とモジュールのシルバーコストを大幅に削減しました。デタント時代(時代3)でもコストは削減されますが、最初の2つの時代ほど大幅には削減されません。
以下のチャートは、現在の車輌とモジュールのコスト(シルバー)と、1月30日のアップデート後のコストを比較したものです。
(注意:モジュールコストにはそのTierで利用可能なすべてのモジュールのコストが含まれており、利用可能なコストの最大値を示しています。すべての車輌にすべてのモジュールが搭載されているわけではありません)
次に、モジュールと車輌の車輌EXPについて説明します。
T110E5とM1A2 Abramsの例で見たように、車輌EXPの条件は第二次世界大戦と冷戦であまり変わりません。
そのため、戦後時代やエスカレーション時代では車輌をアンロックするのに必要な車輌EXPは減らしますが、デタント時代の車輌EXPは減らさないことにしました(表示されている値にはモジュールに必要なEXPが含まれています)。
もちろん、モジュールのアンロックを早めてほしいというプレイヤーの意見は理解できますし、同意します。そこで3つの時代すべてにおいて、モジュールの研究に必要なEXPを大幅に削減することにしました。
ここでは、特定の主砲モジュールに必要なEXPとシルバーを、変更前と変更後で比較してみましょう。以下、M48A5PI Patton用の105 mm Gun M68 V2を例に挙げます。
変更前の車輌EXP 166,000 EXP |
変更前のシルバー 2,000,000シルバー |
変更後の車輌EXP 45,000 EXP |
変更後のシルバー 350,000 シルバー |
上の画像から、この主砲モジュールが直線式車輌開発(LVP)システムの中でどの位置にあるのかが分かると思います。そしてもう一点、「モジュールがLVPで車輌の後ろに固定されなくなっている」ことにもお気づきいただけると思います!このように配置されていたモジュールの順番を調整し、LVPの次の車輌の前に移動させました。
この変更も1月30日に実施されます。
これらのコスト削減が実施される1月30日以前に車輌やモジュールを購入した場合、シルバーの補償は行われません。今回の最新情報をご参考いただき、今後の車輌研究に活用していただければ幸いです。
プレイヤーの皆様が最も心配される部分かと存じます。開発チームはこの点について非常に慎重に考え、コミュニティのプレイヤーたちとも協議を重ねました。
T110E5とM1A2 Abramsの例に戻ると、冷戦ルートと第二次世界大戦ルートですべての車輌を購入するのに必要なシルバーの差は、2つのモードで必要な車輌EXPの差よりもはるかに大きいことがわかります。
冷戦モードと第二次世界大戦モードが同じゲーム内で同じモードとして扱うなら、冷戦モードのシルバー獲得率を第二次世界大戦のシルバー獲得率に近づけ、バランスの取れたゲームプレイを生み出すように調整する必要があります。そのため、シルバー獲得率の変更は冷戦におけるシルバーコストの変更と連動しており、3つの時代すべてに適用されます。その結果、全時代のシルバー獲得率(クエスト報酬、ブースト、プレミアムアカウントなどを適用する前)は、平均して-56%調整されます。
ただし、以下の点を強調しておきます。
シルバーの正確な獲得率は、各戦闘におけるプレイヤーの成績によって異なります。ここでは例として、戦後車輌2種類(プレミアム車輌T95E3と技術ツリー車輌M48A5PI Patton)を使用した場合のシルバー獲得のシミュレーションを示します。
T95E3 | M48A5PI Patton |
---|---|
現在の戦闘1回あたりの平均シルバー獲得量 52,000 シルバー |
現在の戦闘1回あたりの平均シルバー獲得量 29,000 シルバー |
変更後の戦闘1回あたりの平均シルバー獲得量 36,000 シルバー |
変更後の戦闘1回あたりの平均シルバー獲得量 17,000 シルバー |
前述の通り、これらの変更は1月30日(火)のアップデートでゲームに反映される予定です。
そして今後も、プレイヤーの皆様のフィードバックを参考に必要であれば調整を行い、ゲーム体験をより良いものにできるよう努めます。
WoTMAでは、プレイヤーの皆さまのご意見をお待ちしております!Discordサーバーを含むWoTMAのソーシャルメディアアカウントに参加して、コミュニティの仲間たちとこれらの変更に関する議論にぜひ参加してみてください。皆さんからのフィードバックがゲームの発展につながります。
最後に、今回のおさらいをもう一度。
新しくなった冷戦をぜひお楽しみください!